* Story *

社会人三年目の芽子。彼女の目下の悩みは不眠気味であること。
原因は……考えたけど分からない。日々小さなストレスはあれども、それは仕方がないと割り切れるレベル。取り立てて悩んでいることもない。

そんなある日、芽子はある条件が揃えば眠れることに気付く。しかし、その条件を揃えるのは簡単なようで意外と難しくて……。
すると、そんな芽子に協力すると申し出てくれたのは会社の先輩、城田だった。

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この作品は一部にR18程度の表現を含みます

1.彼女の悩み
2.彼の策略
3.友人の懐疑
4.好敵手ライバルの始動
5.彼と彼女のすれ違い
6.彼の想い彼女の想い
7.彼と彼女の抱き枕
8.おまけ


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* Character *

野崎 芽子(のざき めいこ)
主人公。25歳。ごく普通の人間。周囲の者にはおっとりしていてふよんと穏やかだと表現される。基本的に根が真面目で、人を疑うことも、人に嘘を吐くこともあまり得意ではないタイプ。所謂、放っておけない子。
しかし、仕事に関してはスピードには欠けるものの、ミスのない物を仕上げることで定評がある。
城田 七海(しろた ななみ)
29歳。芽子の四つ上の先輩。同じ係で、芽子の入社当時から世話をしてきた。普段は無表情のことが多く、どちらかといえば近寄りがたいイメージ。
しかし、仕事の教え方は丁寧で無駄が無く、多少物言いがキツイ時もあるが芯は優しい。
小見山 咲(こみやま さき)
25歳。芽子の同期。
係は違うが、入社当時から芽子と仲が良い。周囲からはクールビューティーと称され、基本サバサバとした性格。
まるで正反対の芽子と何が調和したのかは謎であるが、気が付くと一緒にいる。若干、咲が芽子を心配して目が離せないような感じもある。
伊沢 翔太(いざわ しょうた)
27歳。芽子の二つ上の先輩。
芽子を気に入っており、公の場を除いて芽子を“芽ちゃん”と呼んで可愛がっている。人懐こい性格で表情がクルクルと変わり、いつも誰かしらが傍にいる人気者である。

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