* Story *

八××年──帝都、京都
成安せいあんの変』
それは朝廷を揺り動かした前代未聞の醜聞スキャンダルであった。

それから数年後、花の都平安京では、夜な夜な不思議な賊が出現していた。
神業のような身のこなしを持つその賊の正体……それは、内大臣家の二の姫、結依。彼女は貴族の娘でありながら賊の道へと手を染めた。
結依の目的……そして、彼女がその腕に抱える大きな秘密とは一体!?

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この作品はいずれ、一部にR15程度の表現(流血、殺人、違法行為)を含みます


※ご注意:この作品は一応『平安時代』の設定となっていますが、時代考証等ははっきり言って甘いです。激甘です。国語便覧片手にがんばってはいますが、あくまで『管理人の妄想による平安時代』ということで、大きな心でご理解頂ければ幸いです。そのため、時代考証に厳しい方はご遠慮願います。お読み頂いても幻滅されると思いますので(汗)


第一章 はじまりは月夜に
第二章 星空からの客人
第三章 乞巧奠の夜
第四章 秘められた過去
第五章 追憶の涙


※現在、第二部執筆中

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* Character *

結依(ゆい)
主人公。18歳。内大臣家二の姫。
尋常ではない身の軽さを持つ。それには過去に秘密があるようで……
坂口 顕貢(さかぐち あきつぐ)
22歳。太政大臣家嫡男。右衛門督を務めている。
眉目秀麗で仕事もでき、出世街道邁進中な人。都中の姫君から求婚されているとかいないとか。結依に思いを寄せているが冷たくあしらわれている。
北邨 時峯(きたむら ときみね)
45歳。内大臣。結依の義父。
十年前に訳あって結依を引き取った。それ以降、結依の良き理解者であり、協力者である。
千帆(ちほ)
22歳。結依の腹心の女房。三姉妹の長女。
責任感が強く、いつも妹たちを引っ張って結依のために尽くしている。
千春(ちはる)
20歳。結依の腹心の女房。三姉妹の次女。
姉と妹を影ながら補佐している。縁の下の力持ち的存在。
千波(ちなみ)
18歳。結依の乳姉妹兼女房。三姉妹の三女。
三姉妹のうちでは年が同じな分、結依と一番仲が良い。

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(ただし、一部ネタバレを含みますのでご了承ください)

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